東京都八王子市にある創建六百年の由緒ある古刹 東京都指定史跡

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山田本坊 廣園寺

富岳の秀峰を仰ぐ武蔵野八王子の西南に、多摩の丘陵を背にして老杉の茂れる浄城を兜率山廣園寺と云い、臨済禅宗南禅寺派特例地の古刹にして、本尊は弥勒菩薩であります。抑々当時は康応元年(1389)に開基大江備中守師親が開山法光円融禅師に帰依して領内に広大なる寺城を寄進し又近郷の住民の住民信徒等競って木石を運び忽ち七堂伽藍の禅宗建築様式を整えたる見事な大伽藍が出来上がり、僧俗信徒水の谷に赴くが如くに集り、開山の徳化に感応したのであります。開山は勅諡法光園融禅師俊翁令山和尚と申し上げ秩父の人で甲州塩山向獄寺開山の抜隊禅師の法嗣であり今を去る約六百年前此の地に法灯を点じ枯淡な宗風を伝統として臨済禅門の雄たるを誇るものであります。応永十五年三月六日世寿六十五才を似って示寂せられ、以来毎年四月六日を開山忌と定め禅師の徳を慕い今なお開山巡道と云う儀式が盛大に行われます。特に応永十二年「禅宗無門関」を開板刊行せられた事は日本文化史上特筆されるべき一大事業と云えましょう。弥光天皇宣して勅願所となし拾い、住古は山内四十九院末寺百ヶ寺を擁する盛運を開いたのでありますが天正十八年豊臣秀吉の天下統一の際八王子城陥落と共に戦火に羅り又元禄十年十一月七日再度鳥有に帰し後代克くこれを復興につとめ現在の諸堂は江戸時代中期の建物であります。丘陵に南面して総門、山門、仏殿、方丈、開山堂、鐘楼、等 南北直線上に配置され厳たる禅宗建築の様式をよく保存して居り又境内の閑寂なる禅宗古刹の境域と併せて東京都重宝並びに都史跡に指定されて居ります。開山以来法灯揺るがず坐禅修業の古道場として日夜禅風維持の苦行精進を続け今日に於いては広く一般信徒に対しても特に参禅布数を行っております。

 

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